今回は、賃金全額払いの原則といわゆる「調整的相殺」の関係について解説していきます。 実務的には、①従業員への貸付金を毎月の賃金から控除する場合や、②長期休職から復職しないまま退職する場合において、会社が立て替えてきた社会保険料を退職金から控除したりするケースで問題が生じますので、心当たりのある事業者様は是非ご一読ください。 1.賃金全額払いの原 … 続きを読む
通達
アルバイト(シフト勤務の場合)の有給休暇付与日数
2019年4月1日から、10日以上の有給休暇が付与される全ての労働者に対し、毎年5日間、時季を指定して有給休暇を取得させることが使用者に義務付けられています。この「有給休暇取得義務」については、中小企業に対する猶予制度もないことから、施行後まもなく1年を迎えるこの時期、対応に苦慮している事業者様も多いのではないでしょうか。 そこで、今回は特にご相談の多い「ア … 続きを読む
職場における学習や研修の労働時間性について
従業員の自己研鑽の機会として、所定時間外に勉強会を開催したり、資格取得やセミナーの受講等を奨励している企業も多いのではないでしょうか。業務にかかるスキルアップは企業側・従業員側それぞれにメリットのある話ですが、本来的な業務時間との区別があいまいだったり、従業員側が「奨励」ではなく、なかば「強制」と感じるようなものであったりするとトラブルのもとにもなりかねませ … 続きを読む